男のスキンケアの順番|洗顔、化粧水の次は何をする?そもそも必要?
効果的なスキンケアのやり方を知っていますか?
洗顔・化粧水・乳液など、それぞれの目的や役割を知って、正しい順番で使うことが美肌への近道です。
目次
男性のスキンケアの目的や役割は?
男性向けのスキンケアアイテムは、種類が豊富です。
昔に比べ、”肌を整えることが身だしなみの1つ”という認識が浸透してきています。
男がスキンケアアイテムを使う目的や、それぞれの役割を知り、自分に合ったケアを行いましょう。
・洗顔
洗顔の目的は、顔についた汚れを落とし清潔な状態にすることです。
顔の表面には、花粉や排気ガスの汚れなど、外的刺激となるものが付着しやすくなっています。
外的刺激となるものが顔についたままだと、肌荒れを引き起こしやすくなるため、洗顔で落とすことが大切です。
また、男性の肌は皮脂の分泌量が多く、毛穴が詰まったり黒ずんだりしやすい傾向にあります。
水やお湯だけの洗顔だと皮脂が落ちにくいため、できるだけ洗顔料を使うようにしましょう。
洗顔料には毛穴の皮脂汚れを落とすだけでなく、代謝を促す役割もあるとされています。
それにより、洗顔料を使って肌の代謝を促すとシミやくすみの予防にもなり、若々しい肌を保ちやすいです。
・化粧水
化粧水を使う目的は、肌にみずみずしい潤いを与えることです。
肌が水分不足に陥ると乾燥してカサカサになるだけでなく、シミや小じわを引き起こしやすいとされています。
そのうえ、水分不足を補おうとして皮脂が多く分泌されるので、テカリやベタつきを引き起こしやすいです。
化粧水には保湿だけでなく、乾燥が原因となる肌トラブルを防ぐという役割もあります。
代謝により肌表面から水分が蒸発したり、紫外線やエアコンなどの影響で乾燥しやすかったりするため、化粧水で潤いを補いましょう。
・美容液
美容液の目的は、乾燥、シミ、シワなどの肌悩みをケアすることです。
美容液で肌に栄養を与え、それぞれの肌悩みを改善するのに導く役割があります。
例えば、1gで6リットルもの水分を保つ効果が期待できる”ヒアルロン酸”は、乾燥ケアを目的とした美容液に配合されていることが多いです。
また、保湿や水分の蒸発を防ぐ働きがあるとされる”グリセリン”は、ヒアルロン酸との相性がいいと言われています。
それにより、肌の乾きや乾燥による小じわをケアしたいときには、”ヒアルロン酸”と”グリセリン”が両方含まれた美容液を使うのがおすすめです。
・乳液
乳液を使う目的は、肌を保護することです。
肌から水分が蒸発するのを防ぎ、化粧水や美容液で与えた潤いや栄養を留める役割があります。
乳液はクリームよりも水分量が多いので、使うことで肌を柔らかくしたりみずみずしさを与えたりしやすいです。
クリームに比べ、軽い付け心地なので、さっぱりしたテクスチャーを求める人に人気があります。
また、運動前や湿度が高い暑い季節は、クリームよりも乳液を使う人の比率が高くなりやすいです。
・クリーム
クリームの目的は、肌を保護することです。
クリームには乳液よりも油分が多く含まれており、空気の乾きによる乾燥や代謝による水分の蒸発から、肌を守る働きが期待できます。
みずみずしい肌に導くためには、水分による保湿だけでなく油分の潤いも必要です。
クリームには乾燥を防ぐだけでなく、油分で保湿し肌のバリア機能を高める効果もあるとされています。
・オイル
オイルを使う目的は、保湿を促したり乾燥から肌を守ったりすることです。
植物油には、さまざまな栄養が含まれているため、美容液としての役割も期待できます。
例えば、ベルガモット果実油は、吹き出物やニキビが気になる人におすすめです。
皮脂の分泌量を調整したり、代謝を促す働きがあるとされています。
【基本編】男性のスキンケアの順番
スキンケアアイテムの役割に沿った順番で使うと、肌が整いやすくなります。
まずは、基本となるスキンケアの順番をご紹介いたしますので、ぜひ参考にしてください。
①洗顔
洗顔料を使って、顔の表面や毛穴の奥に詰まった汚れをきれいに取り除きましょう。
手で擦ると摩擦により肌にダメージを与えてしまうため、泡で優しくマッサージするように洗うことが大切です。
髪の毛の生え際やフェイスラインは、洗顔料の洗い残しが多発するゾーンとなっています。
洗い残しがあると毛穴トラブルに繋がるため、すすぎをしっかり行いましょう。
②化粧水
洗顔の後に、化粧水で保湿をします。
化粧水を手のひらに少量出し、手のひらで顔を包み込むようにしてつけてください。
一度にたくさんつけるのではなく、少量を重ね塗りするのがポイントです。
できれば、手のひらに肌が吸いつくようになるまで、化粧水を馴染ませましょう。
③美容液
化粧水の後に、美容液をつけます。
肌の状態に合わせて、美容液の種類を選んでください。
例えば、美白ケア用の美容液だとピンポイントでシミにつけてもいいですが、顔全体に馴染ませるとくすみケアが期待できます。
④乳液orクリームorオイル
美容液の後に、乳液、クリーム、オイルのいずれかをつけます。
しっかり保湿と保護を行いたい場合は、3つとも使ってもOKです。
その場合は、水分量が多い順につけると、肌馴染みがよくなります。
乳液、クリーム、オイルの順番で重ねましょう。
ただし、日中に油分を重ね塗りすると、見た目がテカってしまいやすいです。
それにより、乳液、クリーム、オイルを全て重ねるのは、就寝前や外出しない日がおすすめとなります。
【乾燥ケア編】男性のスキンケアの順番
乾燥は肌トラブルの引き金となるため、水分不足が気になるときはスキンケアの順番を変えてみましょう。
①洗顔
乾燥が気になる人でも、朝と夜に洗顔料を使うのがおすすめです。
汚れが落ちたり代謝が高まったりすることで、化粧水が浸透しやすくなります。
②オイル
植物油を洗顔の後につけると、化粧水が肌に浸透しやすくなるそうです。
オイルには水をはじきやすいものと、水と混ざりやすいタイプがあります。
そのため、洗顔後につけるオイルは、水と混ざりやすいタイプを選びましょう。
少量でいいので、乾燥が気になる箇所をメインにつけて、顔全体に馴染ませるのがポイントです。
ふっくらとしたみずみずしい肌に導くとされるため、肌のゴワつきや乾燥小じわが気になる人はぜひお試しください。
③化粧水
オイルが肌に馴染む前に、化粧水をつけてもOKです。
植物油にはさまざまな種類がありますが、その中でもアルガンオイルは水と馴染みやすくなっています。
そのため、化粧水をはじくことなく、一緒に肌に入っていきやすいです。
化粧水だけつけるよりも、水と馴染みやすい油分を先につけて一緒に馴染ませた方が、保湿力が高まります。
④美容液
化粧水の後に、美容液をつけましょう。
年齢と共に気になるシワやたるみは、肌の中のコラーゲンやエラスチンが不足することが原因とされています。
そのため、シワやたるみが気になる人は、コラーゲンやエラスチンが配合された美容液を馴染ませてください。
目元や口元など、ほうれい線が気になる箇所は重ねづけするのがおすすめです。
⑤乳液orクリームorオイル
仕上げに、乳液、クリーム、オイルのいずれかを馴染ませましょう。
乾燥が気になるときや年齢肌をケアしたい場合は、全てつけてもOKです。
【オールインワン編】男性のスキンケアの順番
肌悩みをしっかりケアしようとすると、どうしてもスキンケアアイテムをいくつか重ねる必要があります。
忙しい方は、なかなかスキンケアに時間をかけることができないのではないでしょうか?
そんな方には、オールインワンタイプがおすすめです。
①洗顔
洗顔は、スキンケアの必須アイテムです。
洗顔料を使って顔を洗うことをサボってしまうと、汚れが蓄積され肌トラブルを引き起こしやすくなるため、気をつけましょう。
泡でプッシュするタイプの洗顔料を選ぶと、時短になるため毎日続けやすいです。
②化粧水
オールインワンタイプの化粧水なら、洗顔後に1種類つけるだけでいいので簡単にケアできます。
美容液やクリームの役割も兼ね備えているため、肌のトータルケアがしたい人におすすめです。
乾燥やシワ、シミなど肌悩みがある場合は、顔全体につけた後に重ねづけしましょう。
スキンケアの順番は肌悩みや生活習慣に合わせて
仕事やプライベートが多忙だと、スキンケアを重ねづけするのは難しいかもしれません。
できるだけ時間をかけずにスキンケアをしたい方は、オールインワンタイプを選ぶのがおすすめです。
肌の状態や生活習慣に合わせてスキンケアの順番を変えることで、男性の肌悩みを解決しやすくなります。