日焼け止めは冬でも必要?塗り直しと効果持続の秘訣

雪山

「冬でも日焼け止めは塗った方がいいの?」と一度は思ったことありませんか?

 紫外線は休むことなく、365日降り注いでいます。冬でも紫外線対策を怠ると、肌の老化に繋がります。

今回は、日焼け止めの正しい塗り方について解説しています。

《この記事は次のような方にオススメ》

・日焼け止めが「冬でも必要な理由」を知りたい方→「冬でも日焼け止めは必要なワケ」から

 ・日焼け止めの「使い方」を見直したい方→「冬の日焼け止めの正しい使い方」から

 ・日焼け止めの「落とし方」が分からない方→「日焼け止めの正しい落とし方」から

冬でも日焼け止めが必要なワケ 

まず、冬であっても日焼け止めは「必要」です。

肌にダメージを与える紫外線は、毎日毎日降り注いでいるからです。

紫外線量は、夏>冬です。

しかし、雪による反射で紫外線量が2倍近くになります。

雪が積もる地域の人や、スキーやスノーボードなどウィンタースポーツをする人は、日焼けをしやすいです。

俗にいう『雪焼け』と言われているものです。 

冬の日焼け止めを怠ると、肌が老化してしまう!?

老化

紫外線によるダメージは、シミやシワ、たるみといった肌の老化に繋がってしまいます。

肌の老化の原因は、年齢だけではありません。

実は、肌の老化の約80%が紫外線による影響だと言われています。

この紫外線による老化は『光老化』と言われています。

光老化を防ぐ手段は、冬でも日焼け止めを塗り、ケアを欠かさないことが大切です。 

冬の日焼け止めの正しい使い方

日焼け止めは間違った使い方だと効果が、十分に発揮できないことがあります。

では、日焼け止めの正しい使い方がいったいどんなものか、みていきましょう。

塗る順番

化粧水→乳液→日焼け止めが基本です。 

日焼け止めは化粧水の後です。 

最初に化粧水を十分に浸透させることで、その後の乳液と日焼け止めの油分がしっかりと吸着します。

メイクをしている場合は、「化粧水→乳液→日焼け止め→(下地)→ファンデーション」の順番です。

下地の効果でファンデーションが密着してメイクが崩れにくくなり、更に日焼け止めの効果も長持ちします。

塗る場所:顔(鼻・おでこ・両頬・あご)と首

冬に日焼け止めを塗る場所は、顔(鼻・おでこ・両頬・あご)と首です。

塗り残しがないようにしましょう。

塗り残しが多い場所・・・髪の生え際・耳の後ろ・眉間・首の後ろ・小鼻のわき

冬は夏に比べると、太陽の位置が低いため、紫外線が顔に当たりやすいです。

塗りムラがないように、顔から首全体に均等に伸ばします。

また、ウィンタースポーツをする方は雪面からの照り返しがあります。 

あごの下などを塗り忘れないように注意しましょう。

日焼け止めの効果を長持ちさせるコツ

日焼け止めの効果は、約2〜3時間くらい続きます。

そのため、2〜3時間に1回は塗り直しをするのがコツです。

日中の10時〜15時頃は紫外線のピークタイムになっています。

塗り直しを特に忘れないようにしましょう。

それに加えて、肌を擦ったり汗をかいたりしたときは、その都度塗り直すと良いです。

塗り直しのタイミング

・自宅やオフィスワークの場合→3~4時間ごと

・窓の多い自宅や外に出ていることが多い場合→2~3時間ごと

 ・登山やウィンタースポーツなどアウトドアで1日中外にいる場合→2~3時間ごと、汗をかいたとき

 肌荒れを引き起こしてしまう!?日焼け止めの塗り方NG

BAD

 日焼け止めを間違った塗り方で塗ると、肌に悪影響を与えることがあります。

 これから日焼け止めの塗り方のNGについてご紹介します。

 塗り方NG①:薄めに塗る

 「日焼け止めは肌に悪い」「ベタベタするのが嫌」といって、少量を薄く延ばして塗っている人がいます。

 しかし、薄めに塗ると、肌を十分に守ることができません。

 せっかく塗っているのに、しわやシミなどの肌の老化が進んでしまいます。

 塗る量は、特に記載がない場合は『1円硬貨2個分』の使用量を目安にしましょう。

 塗り方のNG②:強くこすって塗り込む

 強くこすって擦り込むと、肌への刺激となってしまいます。

 塗る時は、肌の上にポンッポンッと乗せるようにして、優しく伸ばしながら塗りましょう。

 日焼け止めの正しい落とし方

 日焼け止めを落とす方法は、主に次の3つです。

 ・お湯で落とせるもの・・・肌に優しい日焼け止め(ノンケミカル・オーガニック系)

 ・洗顔料で落とせるもの・・・主成分が水の日焼け止め(ミルク・クリームタイプ)

 ・クレンジング剤で落とすもの・・・主成分が水の日焼け止め(ウォータープルーフタイプ)

 クレンジング剤が追加で必要になることもあるため、購入前にタイプを確認しましょう。

 日焼け止めが肌に残っていると、ニキビや肌荒れを引き起こす!?

 クレンジングを使わずに、お湯や洗顔料だけで終わらせていると、日焼け止めの油が毛穴に詰まり、肌荒れやニキビの原因になります。

 特に首元や小鼻の周りは、日焼け止めの落とし忘れが多い部分です。

 気をつけましょう。

 洗う時は、ゴシゴシとこすらず、肌を傷つけないよう優しく丁寧に洗いましょう。

 日焼け止めを落とした後は、肌が乾燥しやすいので、化粧水や保湿剤を使ってアフターケアをしましょう。

 冬の日焼け止めに関するQ&A

 最後に、冬の日焼け止めの使用について、よくあるQ&Aをご紹介します。

 疑問を解消してスッキリしましょう。

 Q1.冬でも日焼け止めのSPF50を使うと肌には負担ですか?

 A.紫外線吸収剤が使用されているので、SPFが高いほど肌にも負担はかかります。

 冬は夏よりも紫外線が弱まるので、SPF10〜30程度の日焼け止めが適しています。

 ただし、スキーやスノーボードなどのウィンタースポーツをする時は、SPF50の日焼け止めを使うことをおすすめします。

SPFとは

SPF=Sun Protection Factor(サン プロテクション ファクター)は、シミやそばかすの原因となる紫外線B波から守る力を数値化したものです。

例えば、SPF50であれば、素肌の状態と比較して、日焼けするまでの時間を50倍遅らせるという数値です。「参照:all about beauty」

Q2.日焼け止めで肌が荒れる場合はどうすればいいの?

A.日焼け止めの「紫外線吸収剤」が原因となっている可能性があります。

紫外線吸収剤(ケミカル)は、紫外線のエネルギーを吸収する成分です。

肌が敏感な人が使用すると、肌トラブルやアレルギーの原因になる可能性があります。

紫外線散乱剤(ノンケミカル)の刺激が少ないタイプを使用しましょう。

紫外線散乱剤(ノンケミカル)は、紫外線を跳ね返す成分です。

石けんで簡単に落とせ、肌への刺激が少ない商品が多いです。

肌が敏感な人には、ノンケミカルタイプの日焼け止めをおすすめします。 

まとめ

・冬でも日焼け止めは必要。

雪による反射で紫外線量が2倍近くになり、雪焼けをする可能性があるから。

・日焼け止めを塗る順番は「化粧水→乳液→日焼け止め」。

塗る場所は顔(鼻・おでこ・両頬・あご)と首。

・日焼け止めは、2〜3時間ごとに塗り直しをすることが大切。

冬は紫外線が弱いため、UV対策を怠りがちです。

しかし、紫外線は365日休むことなく降り注いでいます。

肌へのダメージを軽減するためにも、日焼け止めを塗るのが大切です。