化粧水の良し悪しの判断基準とは?商品選びで失敗しない5つの鉄則

化粧水

新しい化粧水を使って、肌荒れが起きたことはありませんか?

「今度こそ!」と思って藁にもすがる思いで試した商品が肌に合わず、がっかりした経験のある男性も多いのではないでしょうか?

肌が敏感なせいで、自分の肌に合った商品が全く見つからない方は、苦労が絶えないはずですよね。

合いそうなものを必死で探して、血眼になって口コミを調べても、結局肌に合わないとショックは大きいです。

かかる費用もバカにならないので、一発でいい商品に出会いたいはずです。

ところで、化粧水の合う・合わないはどう判断するかご存じですか?

これを知っていると、今日から苦労することはないです!

上手に選んで健康な肌を保つため、参考にしてください。

化粧水が肌に合わない時の判断基準

メリット

「このような症状が出たら、その化粧水は肌に合っていない」という判断基準を下にまとめました。

主な症状

製品があなたに合っていないとき、次のような症状が出ます。

  • ニキビ・吹き出物
  • 火照り
  • 赤み
  • 腫れ
  • かぶれ
  • 痒み
  • 乾燥
  • ヒリヒリ感

程度の差はあっても、明らかに異常が起きていると判断できるはずです。

症状が出るまでの時間とその対処法

「この商品は自分に合っていないかも…」と感じたとき、症状が出るまでの時間も目安になります。

それによって対処法も変わってきます。

使用直後に症状が出た場合

使用後すぐ、もしくは数時間以内に上記した症状が出た場合、製品の成分に対してアレルギーが出た可能性があります。

ただちに使用をやめ、成分を水でしっかり洗い流してください。

時間が経過しても症状が治らない場合、医療機関を受診しましょう。

使用後数日以内に症状が出た場合

化粧水の使用方法が間違っている可能性があります。使い方や量、使うタイミングなどを見直してみましょう

もしくは、今の肌状態と合っていない可能性も考えられます。

ただし、数日以内の症状であれば、製品自体が合っていないかどうかを判断するのは難しいです。

シャンプーやコンディショナー、洗顔料など、その他の化粧品が原因になっている可能性もあります。

使用後1週間以上たってから症状が出た場合

使用した化粧水は基本的には肌に合っています。

しかし肌トラブルがある時は成分が刺激になることもあります。

一度、使用を制限して、ワセリンのみの保湿に切り替えたり、成分がシンプルな化粧水で保湿したりして様子を見ましょう。

こんな化粧水の選び方は間違い!

BAD

選び方の正しい方法を知る前に、多くの人が陥ってしまう化粧水選びのNGをご紹介します。ついついやってしまっているものがないか確認しましょう。

憧れの人が使っているものを真似すること

テレビCMや雑誌、SNSなどで憧れの芸能人が紹介していると、どうしても商品が魅力的に見えてしまいます。

それは、広告に踊らされているだけなので注意しましょう。

「肌がキレイな人と同じ商品を使えばキレイになれる」ということではないと、よく考えれば分かりますよね。

イメージに流されないことが大切です。

口コミの評価が高い商品を選ぶこと

どんなに口コミの評判が高い商品でも、あなたの肌に合うとは限らないです。

化粧水に限らず、何かを購入する時は口コミが気になりますよね。

みんなが良いといったものは良く感じるし、評判が悪ければ質が悪い商品だと感じてしまいます。

しかし、敏感肌の程度には差があり原因も様々です。

そのため、同じような肌質の人の意見を参考にしても、あまり意味がありません。

口コミは鵜呑みにせず、参考程度にみましょう。

使用感で選ぶ

肌が荒れやすい方は、使用感の好みだけで選ぶと失敗しやすいです。

もっちり吸いつくような使用感が好み、さらっとした使用感が好みなど、テクスチャーの好みは人それぞれあります。

しかし選ぶ基準をそこだけにしてしまうと、肝心の安全性や成分などを軽視してしまいます。

特に「とろみがあればあるほど保湿効果が高い」と考えている敏感肌・乾燥肌の方が多いですが、これは勘違いです。

増粘剤を使用すれば、とろみは自由に変えられます。

とろみは、保湿効果が高いかどうかには直接関係がないです。

確かに、肌に膜が張ったような感じになり「潤いが保たれている感じ」があるかもしれませんが、演出にすぎないので気をつけましょう。

テクスチャーの違いで、保湿効果に差が出るわけではないことを頭に入れておきましょう。

「無添加」なら絶対安心だと思い込んでいる

無添加

「無添加」と聞くと刺激となる成分が入っていないような気がして、肌によさそうだとなんとなく思いませんか?

しかし、普通の化粧品と無添加の化粧品の安全性に差はないです。

ある特定の成分を使っていないから肌に優しい、とは断定できないからです。

以下のような特定成分が入っていないことを「宣伝している」製品のことを無添加化粧品と言います。

  • 合成着色料
  • 合成香料
  • 合成界面活性剤
  • 防腐剤
  • アルコール(エタノール)

「無添加」という表記さえあれば、安心してしまう消費者が多いので、各メーカーは宣伝を打ち出しています。

しかし、これらの添加物が肌にとって、絶対的な悪というわけではありませんが、注意しましょう。

考慮すべきなのは「自分のお肌にとって刺激になる成分はどれか」ということです。

アレルギーを引き起こす成分は、人によってさまざまです。

「無添加なら大丈夫」という考えだけでは、正しい化粧水を選ぶことはできません。

植物由来なら安心だと勘違いしている

植物

「人工的に作られた成分は怖いけど、植物由来の天然成分なら安心!」というのも勘違いしているケースです。

ナチュラルなコスメによく配合されているオリーブオイルエキスやラベンダーエキスなどは、とても肌に良いような気がしますよね。

しかし、オリーブオイルやラベンダーに対してアレルギーがある人が、このコスメを使うとどうでしょうか?

残念ながら、「植物由来なら絶対に安心!」とは言えなくなりますよね。

植物に対してアレルギーを起こしてしまう人は意外と多いです。

ここでも、自分にとって悪い成分を見極める力が重要です。

敏感肌の化粧水の選び方・使い方

間違った化粧水の選び方について、ご説明しました。

では、どのような選び方をすれば敏感肌でも使える化粧水に出会うことができるのか、5つのポイントにまとめたのでご参照ください。

①ノンアルコールのものを選ぶ

アルコールだけが「〇〇フリーだから安心」と言い切れます。

アルコールは殺菌効果・清涼効果・消炎効果などがあり、本来は何も危険のない成分です。

しかし、アルコールは水分を蒸発させてしまう効果もあるので、水分が少ない乾燥肌には向いていません。

皮膚が敏感な人にとっては、刺激になりやすい成分です。

パッケージには「アルコールフリー」以外にも、様々な表記がされています。
次の表記がある製品を選ぶように心がけましょう。

  • ノンアルコール
  • エチルアルコールフリー
  • アルコール不使用

また、成分表示に「エタノール」と書いていないものも安心して使えます。

②安全性テスト実施済みかどうか確認

皮膚科の専門医が監修して一定の安全性を証明した化粧水があります。

安全性テストの結果がいい=絶対に安心とは断定できませんが、選ぶ際のひとつの目安にはなります。
以下の記載があれば、安心して使用できる商品だと判断できます。

  • 低刺激化粧品テスト済み
  • アレルギーテスト済み
  • スティンギングテスト済み
  • 敏感肌化粧品テスト済み

③パッチテストを受けてから使用

「パッチテスト」とは、化粧水に入っている成分に対して、アレルギーの有無を調べるセルフテストのことです。

前述した通り、自分の肌に適した化粧水を見つけるには、自分自身の体質を知ることが1番大切です。

試供品などで、問題なく使用できるかどうか試してみましょう。

【パッチテストの使い方】

  1. 化粧水を腕の内側に塗って乾かし、1日放置する。
  2. 24時間経過しても、異常がなければそのまま入浴する。
    再度、同じ場所に化粧水をつける。
  3. さらに24時間経過しても異常がなければ問題なし。
  4. 目のまわりや、こめかみに化粧水をつけて、異常がなければテスト合格。

④手でつける

敏感肌の人はコットンではなく、手で化粧水をつけましょう。

肌への浸透力はどちらも変わりありません。

敏感肌の人はコットンの繊維すらも刺激になってしまう可能性があります。

柔らかい手で塗った方が刺激を少なく抑えられます。

⑤つけすぎ厳禁

浸透させればさせるほど、効果が高くなると勘違いしている方が多いです。

化粧水の役割はバリア機能や角質層の環境を整えることです。

そのため、必要以上の水分は必要なく、適量が最大の効果を発揮します。

たっぷり塗ろうとして肌をベタベタ触り、それが摩擦になってしまう方がよほど肌に悪いです。

まとめ

化粧水が合う・合わないの判断は、成分を確認する必要があります。

間違った選び方を改め、自分の肌質や体質を知ることで良い商品に巡り合えます。

刺激を軽減させる使用方法をすれば、さらに健康でキレイな肌を目指せます。