化粧水の120ml、150ml、500mlは何ヶ月使える?
1つの化粧水を、あなたはどれくらいの期間で使い切っているかご存知ですか?
もしくは、他の人がどれくらいの期間で化粧水を使い切っているか、知っていますか?
実際、「お肌に優しいものか、お財布に優しいものにしようか…」「安いものでもいいのではないか?」「化粧水はどれくらい持つのか」 など気になりますよね。
使用量や、お肌の状態、お財布との相談をして購入する化粧水を決めている方は大勢います。
つまり、知りたいのはどんな化粧水がどれくらい持つのか、お肌に良いとされる適正量がどれくらいかですよね。
そこで今回は、化粧水の使用量だけでなく、お肌への効果的な使用量について詳しくみていきます。
正しい使い方をご紹介していくので、 自分のお手入れにもっと自信をもち、美肌を手に入れましょう。
化粧水の使用期限は3年間
化粧水の使用期限は、未開封の場合で約3年と言われています。
ただしこれは「製造日から数えて3年」なので注意してください。
そのため、購入した日から2年ほど経ったら処分しましょう。
可能な限り開封後は早めに使い切りましょう。長くても3ヵ月以内、最長でも1年以内で使い切ることです
化粧水の使用量の目安とは
いまから、ご紹介する内容は「少ないから良くない、量が多いから良い」ではなく、お肌のことを第一に考えた中立な立場としてお伝えします。
様々なサイズの化粧水があります。
特によく見かけるのは200mlのサイズです。
では、他のサイズの化粧水はどれくらい長持ちするのでしょうか。
一般的なボトルのサイズは以下の通りです。
- 120ml:約30日分
- 150ml:約38日分
- 170ml:約43日分
- 500ml:約125日分
(1回約2ml、1日2回の使用とした場合) ボトルのサイズが少し違うだけで、大幅に日持ちする日数が変わりますね。
プチプラ商品によくある大容量サイズの500mlは、4か月近くも長持ちする計算になります。
さすがプチプラ、とてもコスパがいいですね。
お肌に良い化粧水の適量とは
しかし、お肌の状態や、商品によって適量は変わってきます。
いったい「適量」とはどれくらいでしょうか。
メーカーが推奨している量とは
実は、多くの商品のパッケージの裏面に、1回分の目安が記載されています。
基本的には、記載通りの量をつければ問題ないです。
この記載を見つけたら、「最低限この量はつけよう」という意識をもつようにしましょう。
お肌の状態に合わせて目安量よりたっぷりつける場合は問題ないです。
しかし、目安より少ない場合は、美容効果が得られにくいので注意してください。
「もったいないから」と少しずつ使う人がいますが、効果が出るのに時間がかかり、むしろコスパが悪くなります。
はやめに美容効果を実感したいはずなので、適正量を守りましょう。
使用量の記載がない場合、500円硬貨大が目安
商品によっては「適量をなじませてください」としか書かれていないものがあります。
その場合は、「500円硬貨大」が目安です。
商品にもよりますが、容器を6回〜8回振るとこのくらいの量です。
直径で表すと、約2.5㎝。
お肌の感触を目安にする
メーカー推奨の量を守ることが原則です。
ただ、理想なのは、個人の肌質やお肌の調子に合わせて使う量を変えることです。
その目安が、「自分の手」です。
お手入れが終わった後、顔を両手の手のひらで包み込むように触れてみてください。
そのままゆっくりと手を離した時、お肌が手のひらに吸いつくような感覚があれば、しっかり保湿されているサイン。
もっちり感があれば完璧です。
ここで注意したいのが、とろみのあるものをつけた時は「まやかし」のしっとり感かもしれません。
とろみ化粧水の多くは、お肌に膜が張ったように感じさせる成分が含まれています。
テクスチャーでお肌がペタッとしているだけなのに、手の平にお肌に吸いついた=保湿されたと感じてしまいます。
お肌の内側にまで水分がたっぷり含まれたことを、手のひらの感覚で認識できるといいです。
化粧水のベストな内容量とは
化粧水のベストな内容量は、「多すぎず、少なすぎず」です。
先述した通り、500ml容器は、4か月近く日持ちします。
一見、コスパが高くて良いように見えますが、化粧品は時間が経ったり、空気に晒されると酸化して劣化をします。
お肌に負担をかけたくないのなら、大き過ぎないものにしてください。
そして、日持ちするものほど劣化を防ぐための「防腐剤」が多く配合されている可能性があります。
防腐剤がお肌に良くないとは言い切れません。
しかし、気にする方が一定数いるのは事実です。
大容量よりも、小容量の化粧水をこまめに使うほうが、商品の劣化を防ぐので、結果的にはお肌にも良くコスパがいいです。
30日分(120ml)の容器がおすすめ
一方で、「少なすぎる量」についてみていきます。
化粧水の量が少なすぎると、効果を実感する前に使い切ってしまう可能性があります。
高価なモノだと特にもったいないです。
約30日で使い切る容量(120ml)の化粧水がお肌のターンオーバーと合うのでおすすめです。
ターンオーバーとは、「古くなった角質が剥がれ落ちて、新しい皮膚に生まれ変わるまでの期間」のことです。
約30日使えば、ターンオーバーによって新しく生まれ変わったお肌に、化粧水がどう効いたかが判断できます。
結論としては約30日間もつ120mLの化粧水がおすすめです。
化粧水の正しいつけ方
化粧水の適量について学んだら、つけ方まで意識をして、さらなる美肌を手に入れましょう。 コットンを使う場合と手でお肌になじませる場合のメリットとデメリット。
そして、正しいお肌へのつけ方を見ていきましょう。
手でつける場合
メリット:手のぬくもりで化粧水が温まるので、お肌への刺激を抑えられます。 人肌程度に温めると浸透力がアップするという嬉しい効果もあり、一石二鳥です。
実際にお肌に手で触れることで、変化に気づきやすいことも大きなメリットですね。
デメリット:不衛生な状態の手でお肌になじませると、雑菌が繁殖して思わぬトラブルが発生する可能性もあります。 どうしても、手指には凹凸があるので、塗りムラができやすくなるのもデメリットです。
【正しい使い方】
- 手のひらの上に化粧水を出し、両手全体に塗り広げて温める
- 顔の中心から外側に大きく円を描くようにゆっくり伸ばしていく
- 手で軽く顔全体を押さえるようにしてなじませる
- 首にも丁寧になじませていく
コットンでつける場合
メリット
直接、手指が肌に触れないため、雑菌が付着せず衛生的です。
コットンは手指のように凹凸がないので、全体にムラなくキレイになじませることができます。
デメリット
スッキリさせたいからと、うっかり強くこすってしまいがちですが、摩擦による皮膚への刺激が心配です。
化粧水をコットンにたっぷり含ませる必要があるので、1回に使用する量が増え経済的に負担となる可能性があります。
毎回、使用するたびにゴミが出るのでエコではなく、コットンの費用も積み重なっていきます。
【正しい使い方】
- 利き手でない方の薬指と中指の腹にコットンをのせる
- 小指とと人差し指でコットンの両端を押さえる
- 利き手で化粧水を持ち、コットンの裏側までしっとり濡れるくらい化粧水を含ませる
- コットンを利き手に持ち替える
- 顔の内側から外側に向かって丁寧になじませていくように拭く
- あごや鼻、目の回りなどは手首を上手に使って細かいところまでなじませる
- 首にも下から上に向かって引き上げるようになじませていく
化粧水を正しく使って美肌になろう!
今回は、化粧水の使用量と効果的な使い方についてご紹介しました。
▼要点
・効果的な内容量は、多すぎず、少なすぎないこと
・3か月以内に使いきることが理想 ・内容量が多いと、防腐剤が多く配合されている可能性があること
・内容量が少なすぎると、十分な効果を実感できない可能性がある。
・肌のターンオーバーに合わせた、約30日分(120mL)の容量がおすすめ
・「適量」とは、メーカー指定量、もしくは500円硬貨大であること
・化粧水を手で使う場合とコットンでは、それぞれメリットデメリットがあるため使用量を守り、正しくお手入れをして、健やかな美肌を手に入れましょう。