髭剃り後の化粧水がヒリヒリする?原因と対処法を徹底解説

髭

男性の毎日、欠かせない習慣といえば髭剃りです。

でもこんな悩みを持っていませんか?

「アフターシェービングローションで肌荒れしている気がする」

「シェービング後に化粧水をつけたら顔がヒリヒリする」

髭剃りの後に肌の調子を整えるためにケアをしているはずなのに、このような問題が起きてしまうのはなぜでしょうか。

この記事では髭剃りが苦にならないように、髭剃り後の化粧水がしみる原因と対処法について解説していきます。

しみにくい化粧水の選び方についてもまとめているので要チェックです。

ヒリヒリから解放されて快適に過ごしましょう。

化粧水が髭剃り後にヒリヒリする理由

化粧水

髭剃り後の化粧水がしみるのには、何点か原因があります。

原因がわかれば、その解決法もわかるはずです。

根本的に髭剃りのやり方が間違っている

髭剃りには手順があり、その正しい手順を踏まないと、肌を傷つけてしまいます。

そもそもカミソリを肌に当てるというのは、皮膚に刃物を当てるという行為と同じです。

毛だけを除去しているように感じても、皮膚を保護する働きの角質層まで削いでしまっています

角質層がはがれると、水分のバランスが保てず、雑菌が侵入しやすいです。

無防備な状態の肌に化粧品をつけると、刺激を感じることがあります。

正しいやり方で髭剃りをして、カミソリの刃の交換など道具のメンテナンスにも気をつけることが大切です。

化粧水が合っていない

そもそも、化粧水がしみるのは、その化粧水自体が肌に合っていない可能性があります。

男性用の化粧水や、髭剃り後に使う「アフターシェービングローション」はさっぱり感を出す成分を多く含む商品が多いです。

男性は皮脂が多いため、ベトベトした化粧品を嫌う傾向にあります。

多くの人に手に取ってもらえるよう、エタノールやメントールなどの清涼成分を含む商品が多いです。

怪我をしたところにアルコール消毒液を吹きかけてしみたことがありませんか?

あれと同じことが肌で起きています。

バリア機能の低下

紫外線や乾燥、ホコリやアレルギー物質から私達の肌を守る「バリア機能」が低下していると化粧水がしみることがあります。

バリア機能を低下させる要因として、次のようなものがあります。

  • 物理的な刺激
  • 肌に合わないスキンケア
  • 質の悪い睡眠
  • アトピー性皮膚炎などの疾患
  • 食生活の乱れ

肌のバリア機能について

私たちの身体の表皮は、4層で構成されています。

一番外側の角質層は、わずか0.02㎜。

これはラップ1枚くらいの薄さです。

つまり私達の肌は、ラップくらい薄い角質層によって守られているのです。

ちょっとした刺激で壊れてしまいそうですよね。

角質層内の細胞がしっかり機能していれば、水分は正常に保たれます。

角質層が水分で満たされていることが、健やかな肌の秘訣です。

顔がヒリヒリする時の対処法

ヒリヒリ

「髭剃り後の化粧水がしみて、顔がヒリヒリする…」

あの耐え難い痛痒さの対処法を解説します。

化粧水の使用をやめる

化粧水そのものが負担になっていることがあります。

使用を一時中断して、様子を見てみましょう。

改善するのであれば、含まれている成分が問題です。

改善しないなら、他の要因があります。

患部を冷やす

顔のヒリヒリだけでなく、かゆみを感じるときは保冷剤をタオルで包んで患部を冷やしましょう。

冷水を浴びたり、氷をビニール袋に入れて冷やしたりしてもOKです。

皮膚の温度を下げれば、かゆみを感じる神経の興奮を抑えられます。

痒みを抑えるために、掻きむしるのはさらに状態が悪化します。

辛いですが、かかないようにしましょう。

摩擦を起こさない

タオル

摩擦はバリア機能を低下させる原因です。

化粧水をつける時や、洗顔の時に皮膚をごしごしと擦っていませんか?

お風呂上がりや汗をかいた時に、ついついタオルでごしごしと拭いていませんか?

可能な限り、肌に摩擦は与えないようにしましょう。

タオルの繊維が摩擦になってしまうので、顔の水分をティッシュペーパーで拭き取るのもおすすめです。

また、コットンの繊維が負担になる可能性もあります。

化粧水をつける時にコットンを使う人は手でつけるように変えてみましょう。

顔には極力触らないようにする意識も大事ですね。

紫外線対策をする

紫外線は皮膚に炎症を起こし、ヒリヒリを悪化させる原因です。

バリア機能が低下した肌は、紫外線の影響を特に受けやすいため、適切なUV対策をするのが大事です。

しっかり、日焼け止めを使用して肌を守りましょう。

皮膚科を受診する

化粧水の使用を中断したり、摩擦や紫外線に注意しても、しみるのが治まらない時は皮膚科を受診して下さい。

皮膚科では、化粧品に含まれているアレルギー物質への反応を調べることもできます。

次のような症状が出たら、病院にすぐ行きましょう。

  • 水疱のようなブツブツがある
  • 腫れの範囲が広い
  • 皮膚が熱をもっている
  • ニキビにかゆみが伴う

しみない化粧水の選び方

肌が健康で強い人は、化粧水がしみることはないです。

髭剃り後のケアでヒリヒリするのは、あなたの肌が敏感になっている可能性があるからです。

敏感な状態でも、しみない商品を選ぶポイントを解説していきます。

パッチテストをする

まずは、新しい化粧水を使う前に、必ず「パッチテスト」をしましょう。

パッチテストとは、アレルギーがあるかどうか確認するための簡単なテストです。

このテストをクリアした商品だけを使えば、顔がヒリヒリするということは避けられます。

テストは3日間かかるのでご注意下さい。

【テスト1日目】

二の腕の内側に化粧品を10円玉大に塗布する。自然乾燥の後、そこには触れないようにする。

【テスト2日目】

24時間経過したら、塗布した部分を確認する。異常がなければそのまま入浴し、もう一度同じ箇所に塗ります。

【テスト3日目】

2日目に化粧水を塗布した箇所に、異常が見られないまま24時間経過すれば問題なし。次はこめかみなど狭い範囲に塗ってみて、何も異常がなければテスト合格です。

時間がかかるので、面倒な作業です。

しかしこのテストをしていれば、ほぼ確実にトラブルを未然に防具ことができます。

ノンアルコール化粧水を選ぶ

敏感肌にアルコール成分は合わないことが多いです。

前述したとおり、メンズ化粧品は清涼感を増すためにアルコール類が含まれている可能性が高いので気をつけましょう。

下記のような記載があるものを選んでください。

  • アルコールフリー
  • ノンアルコール
  • アルコール不使用
  • エチルアルコールフリー

成分表での名称は「エタノール」です。

成分表にエタノールという記載のない商品が安心して使用できます。

勘違いしやすいのですが、フェノキシエタノールは「防腐剤」で、全く別の成分です。記載されていても問題ないです。

美容有効成分が少ない化粧水を選ぶ

肌が弱い人は、美容有効成分が多く含まれた効果の高い化粧品の使用をおすすめしません。

効果が多すぎるのは、逆効果で刺激になりやすいです。

風邪を引いた時、栄養たっぷりの焼肉を食べようとする人は滅多にいないですよね。

お腹に優しく、消化のいいものを食べる人が多いと思います。

肌が敏感な状態は、いわば肌が風邪を引いている状態と同じです。

そのため栄養がありすぎるものは、逆効果になってしまいます。

原材料が少なく、シンプルな成分の商品を選ぶといいでしょう。

「〇〇の効果で潤い肌に!」「〇〇成分配合!」このようなキャッチコピーは魅力的ですが、刺激が強すぎることもあります。

安全性のテスト済みか確認する

「敏感肌化粧品テスト済み」「アレルギーテスト済み」「スティンギングテスト済み」の記載がある商品は、刺激が少ないことが証明されています。

どれも皮膚科の専門医によって判断されたテストなので、信憑性が高いです。

テスト済みだから安心とは絶対に言い切れないですが、デリケートな肌でもリスクは最小限です。

判断の目安として役に立つはずです。

まとめ

髭剃り後、化粧水がしみるのは、単に商品が肌に合っていないだけではないです。

髭剃りの方法が正しくないと、何らかの原因で肌が敏感になってしまっている可能性があります。

原因を突き止めて、肌に優しい化粧水を使うことで改善されます。