化粧品業界が考えるSDGs①  |「12.責任」と「13.環境」2つの目標への取り組みとは

ここ最近、耳にする機会が増えた「SDGs」というワード。

「持続可能な開発目標」について、何かしらのかたちで意識をする必要性を迫られています。

各企業も「SDGs」に本腰を入れて取り組みを強化しており、化粧品業界もその一つといえます。

世界的に取り組みが加速する中で、化粧品業界が「どのような行動を取っていくか」「どのように持続可能な環境を整えていくべきか」、さらに「掲げた目標に向かってどう進んでいくべきか」が、いま問われています。

まず、自主性や能動的に取り組んでいく業界や企業が、未来のビジネスにおいて成功を収めていくといえるでしょう。

サスティナブルへの取り組みを積極的におこなっている化粧品メーカーのAOLUAM(アオルアム) 。

『化粧品で心地よい未来を作る。世界一、生命体に優しい化粧品 』 を実現するために、「SDGs」への取り組みをおこなっています。

化粧品業界が「SDGs」にどう向き合っていくべきか。また、AOLUAMがおこなう2つの目標への具体的な取り組みを紹介します。


SDGsとは

SDGsとは「Sustainable Development Goals」=「持続可能な開発目標」のこと。

2015年の国連サミットで、“誰も置き去りにしない世界” を目指し、193か国の加盟国が取り組む「17の目標」で、先進国や途上国を問わず、参加するすべての国や人が対象となっています。

このSDGsの目標は、各国の政府に限った取り組みだけでは達成することは不可能です。

企業や地方自治体、私たち個人一人ひとりの自主的かつ能動的な行動を求められています。

2030年までの目標達成に向けて、「SDGs」の目標をきちんと理解し、私たちに今できることを積極的におこなっていく必要があります。


化粧品業界とSDGsの関わりとは

化粧品業界がSDGsへ取り組むべきなのが、廃棄物の削減とその再発防止に関わる問題です。

今プラスチックを使用することで環境に悪影響をあたえており、とくにマイクロプラスチックといった小さなプラスチックの廃棄が課題になっています。

現在、実際に起きている問題には次のようなものがあります。 

 

  • マイクロプラスチックが海に流出してしまうと回収することが困難である
  • マイクロプラスチックを海の生物が口にしてしまうことで生態系へ悪影響をおよぼす
  • 魚がマイクロプラスチックを体内に取り込むことで、私たち消費者が口にする恐れがある

     

    すでに人間の便からプラスチックが検出されたという報告もあり、プラスチックを含んだ魚などが市場に出回っており、早急な対策をしなけれならない状況となっています。

    ただし、プラスチックは化粧品のパッケージなどの素材に欠かせないものです。

    コスメのテスターやネイルサンプルなど、製品の性質上どうしても廃棄の対象となってしまうものに関して、どのような対策を取るべきかを具体的に示す必要があります。

    例えば、最新技術を活用して物理的な道具を使わずに、バーチャルでメイクが可能になれば、廃棄物の削減につながります。

    化粧品業界の「SDGs」の取り組みは会社としての価値を高めて、成長と発展をもたらすはずです。

    さまざま革新的な試みを続けて、絶えずチャレンジしていくことが大切となるでしょう。


    化粧品メーカーの取り組み【SDGs-目標12】 -つくる責任 つかう責任-

    【SDGs-目標12】の目的とは

    「SDGs」の目標12番の目的は、自分たちが使う商品そのものだけに着目するのでなく、商品の製造過程や場所、労働環境、開発における背景などにも、興味や関心を持ちながら消費行動をおこなうことを意味します。

    これは「自分たちさえ良ければいい」という考え方ではなく、地球環境の保護や社会、地域や人に配慮した考え方もベースとして行動することが大切です。

    具体的な取り組みとしては、次のようなものがあります。

     

    • 環境に負荷がかからない商品を購入する
    • 人権侵害につながる商品を購入しない
    • 地域の特産物などの商品を選ぶ

     

    こういった消費行動のことを「エシカル消費」とよびます。

    エシカル消費を私たち一人ひとりが心掛けていくことで、より環境問題や人権侵害に関心を持ち、厳しい目を向けられることにつながっていきます。


    AOLUAMの取り組み

    AOLUAMの12番目の目標への取り組みとして、自社製品を使用する上でリサイクルを実現し、地球温暖化防止に貢献して心地よい未来を実現を目指しています。

    もし、リサイクルをしない場合、処理工程でのCO2の発生や、一から同等の製品を作るために必要となる燃料消費、資源消費によってCO2の発生が懸念されます。

    そこで、AOLUAMではCOSMOSオーガニック認証を取得し、厳しい基準をクリアした容器やパッケージなどを使用してCO2の排出を低減しています。

    また、配送箱には、パーム油を抽出後に廃棄される「ヤシカサ」をパルプ化し、エコで独特な風合いを持つペーパーを使用しています。

    アオルアムの配送箱

    今後の新製品でも、バイオマス原料素材など環境に配慮した容器の採用を検討しており、サスティナブルな商品展開を継続しておこなっています。


    AOLUAMがユーザーにあたえるメリット

    サスティナブルなビジョンをもつAOLUAMの製品を使うことで、地球温暖化防止に貢献し、心地よい未来を実現することができます。

    また、使用している原料には環境に優しい有機栽培植物から抽出した成分を配合し、全製品自然由来99%以上で構成されています。

    製品を購入して、地球に優しい成分の化粧品を毎日使うことで、「SDGs」に貢献しているといえます。

    AOLUAMは全製品にリサイクル可能なパッケージを採用し、廃棄素材を再利用した配送箱の使用をおこなうなど、全ての工程においてサスティナブルな精神を貫いています。

    アオルアムのパッケージ


    化粧品メーカーの取り組み【SDGs-目標13】-気候変動に具体的な対策を-

    【SDGs-目標13】の目的とは

    「SDGs」の目標13番の目的は、温室効果ガスの排出が原因となる地球温暖化を遅らせて、世界各地での気候変動やその影響を軽減することです。

    現在問題となっているのが、ゴミを燃やした時に発生する二酸化炭素が地球温暖化の大きな原因になっているということです。

    したがって、ゴミを減らすことで二酸化炭素の排出量が減れば、「SDGs」の目標達成に貢献できます。


    ■具体的におこなうべきこと

    • 二酸化炭素の排出を削減のため、ガソリン車を電気自動車に切り替える
    • 途上国に化粧品の原材料である木の植林を進めて、気候変動対策だけではなく、現地の雇用につながる活動を促進する
    • 店舗で使用する電気やガスを、再生可能エネルギーに切り替える

    再生可能エネルギーとは、太陽光や風力、バイオマスといった資源がゼロにならないエネルギーのことです。

    また、発電時に温室効果ガスを排出しないのも、再生可能エネルギーの大きなメリットです。

    最近では、電力会社各社も再生可能エネルギーによる電力供給をおこなっており、その電力会社で電気プランを選ぶことで、「SDGs」の目標13の達成に貢献できるでしょう。


    AOLUAMの取り組み

    「AOLUAM」製品を使うことで地球温暖化防止に貢献し、心地よい未来を実現します。
    2025年までに、動植物から作られる全製品のパッケージにバイオマス原料や生分解性原料など、環境に配慮した原料を使用してCO2の削減を目指しています。


    AOLUAMユーザーに与えるメリット

    消費者が「AOLUAM」の製品を選ぶことで環境への負担を減らし、地球温暖化を食い止めるための手助けになります。
    製造から販売にいたる全ての工程において、サスティナブルへの取り組みをおこない、厳しい検査基準をクリアした製品を購入することも環境保全への大切な取り組みです。
    私たち一人ひとりのちょっとした意識や行動が地球環境の改善に繋がり、明るい未来を創っていけるでしょう。

    ヒトと環境のことを想う化粧品

    AOLUAMは『化粧品で心地よい未来を作る。世界一、生命体に優しい化粧品』をコンセプトに掲げています

    環境に配慮し、厳選した原料だけを使用して製造されたAOLUAMの化粧品。製品を購入し、使用することで「SDGs」への貢献につながります。

    AOLUAM スキンケアセット
    (COSMOSオーガニック認証取得)