オーガニックコスメでアレルギー?肌荒れの原因と対処法
オーガニックコスメを使用して、肌荒れした経験はありますか?
使用方法や選び方によっては、肌荒れしてしまう可能性があります。
使用方法や選び方を知っておくだけで肌荒れを回避できます。
私もオーガニックコスメを使用していますが、今回ご紹介する方法を試してからは肌荒れを経験していません。
オーガニックコスメを使用すると、なぜ肌荒れしてしまうのか?
その対処法と選び方についてご紹介します。
オーガニックコスメは高価なので、肌トラブルを回避して心地よく使っていきましょう。
オーガニックコスメが肌荒れになる原因とは
肌荒れになる理由は主に次の2つです。
- アレルギー体質が原因
- ケミカル製品からの切り替えが原因
アレルギー体質
アレルギー体質の方はオーガニックコスメによっては、肌荒れする恐れもあります。
オーガニックコスメには植物由来の成分や天然由来の成分が含まれているため、「植物アレルギー」によって肌荒れや痒みの原因になる可能性があります。
肌に優しい反面、アレルギーのリスクは他のコスメと同様に存在します。
ですので、過去に植物アレルギー等で肌荒れをご経験されたことのある方は積極的な使用は控えた方が良いでしょう。
ケミカル製品からの切り替え
一般的に販売されている化粧品には、合成化学成分が配合されていて、「ケミカル化粧品」とも呼ばれます。
ケミカル化粧品からオーガニック化粧品へ変更したとき、肌荒れや乾燥してしまう方がいます。
例えばドラッグストア製品を高価なオーガニック製品に変更したときです。
オーガニックコスメの使い初めに、肌荒れや乾燥が起こることがあります。
なぜ肌荒れしてしまうのか?
肌に優しいとされるオーガニックコスメ、ではなぜケミカル品から切り替えただけで肌荒れの原因になるのでしょうか。
考えられる原因の一つは、ケミカル品を使い続けているせいで、肌本来の力が弱まっているからです。
ケミカル品の多くには以下のような成分が含まれています。
- 抗炎症作用成分
- 殺菌作用成分
- 合成界面活性剤
これらの成分は、肌表面に留まっても意味がないため、合成界面活性剤で肌の水分と皮脂を溶かし、角質層内部に浸透させる必要があります。
界面活性剤には、「タンパク変性作用」という肌のタンパク質組織を変性させる作用があります。
変性してしまうと、本来のバリア機能が低下してしまいます。
バリア機能が低下すると、角質層内の水分が失われ、皮脂が過剰に分泌されます。
過剰になった皮脂は、やがてニキビや乾燥などの肌トラブルの原因となります。
界面活性剤の種類にもよりますが、安価なケミカル化粧品には、比較的刺激性の高い界面活性剤が用いられている場合が多いです。
ケミカル品はバリア機能の低下で生じる肌の乾燥を抑えるため、ポリマーを配合しています。
ポリマーは肌に薄いビニール膜を張り、肌荒れや乾燥を防いでいます。
しかし、これは肌本来の力ではなく、仮の姿です。
ケミカル品を使用していれば、肌荒れや乾燥を防げますが、使用中止のとき肌トラブルの原因になるかもしれません。
今まではケミカル化粧品によって作られたビニール膜で肌荒れや乾燥から守られていたが、オーガニックコスメに切り替えたことで肌状態があらわになったからです。
これが「自然由来の化粧品を使って肌荒れした」といわれているメカニズムです。
オーガニック化粧品が悪いのではなく、その人本来の肌があらわになった状態を肌荒れと勘違いしないようにしましょう。
オーガニックコスメで肌荒れしたときの対処法
オーガニックコスメに替えた直後に多少の肌荒れであれば、すぐに元の化粧品には戻さないことをおすすめします。
ご紹介したように、ケミカル製品の使用を中止したタイミングで肌荒れが起きるのは、本来の肌の状態があらわになっているからです。
ここで化学物質を用いた化粧品の力を借りてしまうと、再び肌に膜が張られるので見た目上、肌荒れは改善するかもしれません。
肌本来の力を取り戻すには、自然由来の化粧品を継続して使いましょう。
すると徐々に肌荒れが改善して、理想の肌の状態に近づきます。
肌荒れがひどい場合は、一度中止した方が良いかもしれません。
何も塗らず、肌の調子が戻ってきたら再開しましょう。
それでも肌荒れが改善しない場合はアレルギーの可能性があります。
また、使ってすぐに痒みや肌荒れが生じた場合は、アレルギーの可能性が高いので使用を中止して、皮膚科を受診して下さい。
オーガニックコスメのメリット
自然由来のコスメには肌本来の力を取り戻す効果がありますが、その他にも以下のメリットが期待できます。
- 肌への刺激が少ない
- リラックス効果が期待できる
肌への刺激が少ない
オーガニックコスメは石油由来の成分をほとんど使用せず、天然由来の植物から抽出されたエキスなどが使用されているため肌に優しいです。
界面活性剤も比較的低刺激性のものを用いており、なかには天然由来の界面活性剤を用いてます。
肌に優しいため敏感肌や乾燥肌の人におすすめです。
さらに配合されている植物は、民間療法として昔から役立ってきたハーブや草木が使われています。
植物は自分で移動ができないため、その場で生きていく環境適応力や紫外線対策に効果的な抗酸化力に長けています。
決してケミカル品が悪いわけではありませんが、ご紹介したように効果が強いので反作用もあります。
その点、自然由来の化粧品は反作用があまりなく、時間をかけて使用すれば理想的な肌に近づけます。
リラックス効果がある
オーガニックコスメの多くにはエッセンシャルオイルという成分が含まれています。
エッセンシャルオイルはアロマセラピー作用があるのでリラックス効果が期待できます。
スキンケアをしつつ、心地良い香りを楽しめます。
スキンケアとリラックス効果を同時にできるので、生活にゆとりができるかもしれませんね。
オーガニックコスメを選ぶポイント
オーガニックコスメの魅力をご紹介してきました。
オーガニックコスメならどれでも良いかといわれるとそうではないです。
日本ではその化粧品が自然由来かオーガニックかどうかは、正式な機関から認定を受けて販売する義務はありません。
そのため天然由来の原料やオーガニックの原料を、少しでも入れてしまえば自然由来の化粧品と認定されてしまいます。
中には、含まれる成分のほとんどが石油由来成分のオーガニックコスメ(なんちゃってオーガニックコスメ)もあります。
まがい物の購入を避けるために、オーガニック認証を受けた製品を購入するのも一つの手段です。
オーガニック認証取得の化粧品は、厳しい基準を満たした製品なので非常に安心してお使いいただけます。
以下に記載した名前は厳しい審査を受けた認証機関です。
- ECOCERT (エコサート)
- COSMEBIO (コスメビオ)
- BDIH
- ACO認定
- demeter (デメター)
安心して自然由来の化粧品を利用したい場合、上記の認定を受けた製品をおすすめします。
フランス発祥のECOCERT(エコサート)は日本にも拠点があるオーガニック認証機関です。
信頼できるオーガニックコスメを購入するには、「エコサートマーク」のある製品を選びましょう。
まとめ
オーガニックコスメによる肌荒れの原因は次の3つです。
- アレルギーが原因
- ケミカル品で肌が弱っているため
- 肌本来の姿があらわになったため
オーガニックコスメに切り替えて肌荒れをしたら、肌のバリア機能が落ちている可能性が高いので、自分の肌と向き合いゆっくり時間をかけて肌本来の姿を取り戻すことをおすすめします。
トラブルに悩まされない綺麗なお肌を手に入れるため、今回ご紹介した方法でオーガニックコスメを選びましょう。