大人男性のどんな習慣がいけないの?ニキビケアが必要な原因と対策を解説
ニキビがあることで毎日鏡を見るのが億劫になったり、コミュニケーションを取るのが消極的になったりしてしまいますよね。
自分に出来るニキビケアをおこないニキビと決別して、キレイな肌を手に入れましょう。
目次
ニキビが出来るメカニズムとは?
ニキビが出来るメカニズムには次の要素が深く関係します。
皮脂の過剰分泌
皮脂の分泌量は、気温の上昇や脂質、糖質の多い食習慣が要因で増加します。そして、皮脂が過剰に分泌され、毛穴に詰まりニキビが出来やすい環境になります。
毛穴のつまり
肌の一番外側にある角層が厚くなる状態を角化異常といいます。厚くなった角層が皮脂の出口の毛穴をふさぎ、皮脂など肌の老廃物を詰まらせることでニキビが発生します。
肌の乾燥や生活習慣の乱れ、紫外線などの影響によって肌のターンオーバーが乱れ、角化異常が起きる原因になります。
アクネ菌の増殖
皮膚の表面や毛穴の内側には、多くの細菌が存在します。
普段、アクネ菌は肌を守ってくれる働きをするのですが、過剰分泌や角化異常などにより、栄養素となる皮脂などが過剰に増殖します。
その結果、炎症を起こしてニキビを発生させてしまいます。
ニキビの種類
一言でニキビといっても様々な種類があります。自分の顔に出来たニキビがどれにあたるか知っておくことで、ニキビケアも変わってくるでしょう。
「大人ニキビ」と「思春期ニキビ」の違い
思春期に出来るニキビと大人ニキビは原因や発生場所に違いがあります。それぞれの特徴をみていきましょう。
【大人ニキビの特徴】
- おもに口の周りやフェイスラインに発生しやすい
- 思春期ニキビにくらべ、さまざまな要因がきっかけで発生して、治りづらく繰り返し出来やすい
- 肌の新陳代謝の低下や乾燥、ストレス、睡眠不足、食生活など生活習慣が原因
【思春期ニキビの特徴】
- おもにTゾーンやほほ骨あたりなど、皮脂が多く分泌されやすい場所に出来る
- 男性ホルモンが増加することで皮脂が過剰に分泌され、毛穴に皮脂がたまることで発生する
- 思春期に出来やすいニキビである
進行の段階がわかる3種類のニキビとは
ニキビは、種類によって進行の状況を判断することができます。
【初期状態:白ニキビ】
毛穴に皮脂が詰まり、白く見えることから「白ニキビ」といわれており、ホルモンバランスが乱れることで発生しやすくなります。
腫れや痛みはないが、進行すると炎症を起こすことがあります。
【酸化した状態:黒ニキビ】
白ニキビが酸化した状態が「黒ニキビ」です。
毛穴に詰まった皮脂が表面に出て、空気に触れることで酸化します。その見た目が黒っぽく見えるので「黒ニキビ」といわれています。
白ニキビと同様に、放っておくと炎症につながる恐れがあります。
ホルモンバランスの乱れや油分の多い化粧品がを使用することで発生しやすくなります。
【炎症した状態:赤ニキビ】
炎症を起こし、皮膚が赤く盛り上がった状態が「赤ニキビ」です。
肌のターンオーバーが乱れて毛穴に過剰な皮脂が詰まることで、アクネ菌が過剰に増殖してニキビが発生します。
赤ニキビがさらに悪化すると、ニキビの中に膿(ウミ)がある「黄ニキビ」となります。それぞれの種類の症状が進行してしまうと、治るまでの時間がかかってしまうので早めのケアが大切です。
ニキビ跡の種類と対処法
ニキビも嫌だけど、その後出来てしまうニキビ跡。
ニキビ跡の種類には「赤み」「色素沈着」「デコボコ肌」のおもに3つあります。いずれの症状もニキビの炎症によって起こる可能性があります。
【赤み】
ニキビの炎症が起きて治る段階で、赤みだけが残る状態です。時間と共に自然と消えていきますが、炎症が強さによっては赤みが残ってしまうことがあります。
【色素沈着】
炎症が長引くと、肌を守るためにメラニンがつくられて茶色のシミが出来たり、肌がくすんだりする原因となります。
【デコボコ肌】
炎症が肌まで及ぶことで組織が破壊されて再生されなくなった状態です。肌へのダメージが大きいので、元に戻りづらい可能性が高くなります。
このようにニキビ跡が出来る原因は、強い炎症や長期化してしまうことが関係しています。
ニキビ跡の対処法は、原因となる炎症が重く、長期化している状態ほど対処が難しくなります。まずは、初期状態でニキビの治療をおこなうことが大切です。
おもな治療法には塗り薬や、飲み薬、漢方薬などがあります。
それがニキビの原因かも!?やってはダメな5つの習慣とは
まず、ニキビケアをする前に、ニキビが出来てしまう原因を知っておくことが大切です。
スキンケアが不十分
ニキビは、スキンケアを怠ることで発症しやすくなります。とくに乾燥させたままの肌を、保湿ケアをせずに放っておくと乾燥が進み、古くなった角層が溜まることで毛穴を詰まらせてしまいニキビが出来やすくなります。
肌へのダメージ
毎日の洗顔の際に、顔をゴシゴシと力を入れて洗ったり、肌に合わない洗顔料を使ったりするなど、肌にとって外からの強い刺激は決してよくありません。
また、肌へのダメージが特に大きい紫外線を浴びることも、ニキビが出来やすい原因といえます。皮脂は紫外線を浴びることで角栓になりやすく、毛穴が詰まりやすくなります。
さらに、紫外線がアクネ菌を分泌するボルフィリンに当たると、大量の活性酸素が発生することでさらにニキビを炎症させてしまいます。
食生活の乱れ
不規則な食生活はホルモンバランスの乱れをまねき、肌の生まれ変わりのリズムをくずしてしまいます。古い角質がうまく排出されず厚くなり、毛穴をふさいでしまいニキビが出来やすくなります。
アルコールや甘い物、脂質の多いものは食べ物は、皮脂の分泌を過剰にしてしまいます。また、刺激の強い辛い食べ物は「赤ニキビ」を悪化させてしまいます。その他、カフェインはビタミンBやビタミンCを破壊してしまうので、紅茶やコーヒーの飲み過ぎに注意しましょう。
睡眠不足
睡眠不足やいつも寝る時間が不規則という方は要注意です。日常的に夜更かしや眠りが浅い状態を続けていると、ニキビを発症するリスクが高まります。
また、寝不足が続くことで、肌のターンオーバーが正常におこなえず、古い角質が皮膚に残り、毛穴の詰まることでニキビの原因になります。
過度なストレス
過度なストレスにより、ホルモンバランスが乱れ、男性ホルモンの一つであるアンドロゲンが大量に分泌されます。 これにより、皮脂の分泌が促されてしまい、皮脂過多の状態をまねくことでニキビが出来やすくなります。
男性の正しいニキビケア
洗顔
毎日、正しい洗顔をおこなうことがニキビを予防する上で大切です。誤った洗顔方法は、肌のバリア機能を低下させてしまい肌トラブルの原因となります。次の手順で洗顔方法を参考にニキビケアをしましょう。
- まず、入浴時や温めた蒸しタオルなどで、洗顔前に毛穴を開いて角栓を柔らかくする
- 手or泡立てネットで洗顔料をしっかり泡立てる
-
泡で肌を包み込み、円を描くようにやさしく洗う
※ゴシゴシ洗いや爪を立てないようにしましょう - ぬるま湯で泡の取り残しがないよう、入念にすすぐ
- タオルを顔に押し当てるようにして、水分をとる
洗顔やタオルドライの際にゴシゴシこすると、肌の角質層がダメージを受けたり、必要な皮脂も洗い流しかねません。肌を傷つけること乾燥肌の原因ともなるので十分に注意しましょう。
スキンケア
ニキビ対策には肌を清潔に保ち、肌のバランスを正常に整えることが大切です。前述でご紹介した洗顔を含め、化粧水、保湿アイテムを正しく使用することで、ニキビが出来にくい肌に保つことが可能です。
また、ニキビの原因には「皮脂の過剰分泌」と「乾燥」によるもの2種類があります。そのいずれにも肌の水分不足によるものです。
化粧水で肌にしっかりと水分補給してあげることが大切です。また、肌に十分な水分を蓄えられることで肌の補修能力が向上し、早期にニキビを改善しやすくなります。
ニキビケアアイテムの選び方
ケアアイテムを選ぶ際は、自分の肌質に合っていることが重要です。
自分が敏感肌やオイリー肌、混合肌のいずれに該当するかを確認してから、最適なアイテムを選ぶようにしましょう。
スキンケア使用時にヒリヒリと痛みがあったり、炎症を起こしたりした場合は、肌質に合っていない可能性があるので注意しましょう。
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もしニキビが出来てしまったら
初期段階の白にきびが出来たら、日々の正しいケアを継続してなるべく刺激をあ与えないように過ごしましょう。
それでもニキビが赤くなり炎症を起こした場合には、皮膚科を受診しましょう。
ニキビは病気として扱われるので、健康保険も適用されます。
自宅のでのニキビケアに限界に感じたら、すぐに専門医に相談して医師の指示に従い正しい処置をすることが大切です。