ヒアルロン酸は冬の乾燥対策に必須なのか?その効果とは

ヒアルロン酸

よく見かけるヒアルロン酸ですが、「ヒアルロン酸って一体なに?」「どんな効果があるのだろう?」と疑問に感じたことはないですか?

ヒアルロン酸は下記の3種類あります。

・加水分解ヒアルロン酸
・ヒアルロン酸Na
・アセチルヒアルロン酸

それぞれの効果と副作用について詳しくみていきましょう。

《この記事はこんな方にオススメ》

・ヒアルロン酸の「効果」が気になる方

・ヒアルロン酸が「合わなくて」悩んでいる方

・ヒアルロン酸を含む化粧水の「使い方」を学びたい方

ヒアルロン酸化粧水は冬の乾燥対策に有効

乾燥

冬は、肌が乾燥しやすい季節ですよね。
肌の乾燥が進行すると、皮脂と水分の均衡が崩れて、乾燥肌肌荒れの原因になります。

そんな乾燥から、肌を守るにはヒアルロン酸化粧水が適しています。
ヒアルロン酸は、肌へ潤いを与え、肌表面を覆う役割があるので、冬の乾燥を防ぎます。

ただ、3種類のヒアルロン酸(加水分解ヒアルロン酸・ヒアルロン酸Na・アセチルヒアルロン酸)の全てが、肌へ浸透するわけではありません。

それぞれ保湿可能な範囲に違いがあります。
効果を得るためには、正しい知識を知っておくことが重要です。

以下のように、ヒアルロン酸について解説していきます。

・3種類のヒアルロン酸の保湿可能な範囲

・ヒアルロン酸が肌に合わないとき

・ヒアルロン酸化粧水を選ぶポイント

10分程度で読めますので、ヒアルロン酸について正しい知識を学ぶため、まずはご一読ください!

3種類のヒアルロン酸の特徴と効果

ヒアルロン酸は上述したように3種類あります。

  • 加水分解ヒアルロン酸
  • ヒアルロン酸Na
  • アセチルヒアルロン酸

それぞれ、保湿できる範囲は下の表の通りです。

種類

保湿できる範囲

加水分解ヒアルロン酸

肌の表面と内側

ヒアルロン酸Na(ナトリウム)

肌の表面

アセチルヒアルロン酸

肌の内側

 

加水分解ヒアルロン酸

加水分解ヒアルロン酸は、低分子化されているため、浸透性が高いです。
肌の表面に留まりにくいので、洗い流されやすいのですが、肌の角質層に浸透し、潤いを与えてくれます。

ヒアルロン酸Na

ヒアルロン酸Naは、高分子で水に溶けやすく、高い保湿力を持ち合わせます。
肌表面に膜を張って留まり、油分とは違うしっとりとした質感です。

アセチルヒアルロン酸

アセチルヒアルロン酸は、低分子で浸透性が高いため、水分を保つ力が非常に高いです。
その保湿力は、ヒアルロン酸Naの2倍です。分子も小さく浸透性も高いです。

ヒアルロン酸が肌に合わないこともある!?

ヒアルロン酸は、刺激や副作用がほとんどなく、安全性の高い成分です。
しかし、ヒアルロン酸の含有量が多い化粧水だと、しっとりし過ぎるため、ベタつくこともあります。

なかには、ニキビができたり、かゆみがでたりした人もいます。

特に、オイリー肌の人が使用する場合は注意が必要で、かゆみの原因になる可能性があります。
なので、肌質や肌の状態に合わせて、ヒアルロン酸含有の化粧水を選びましょう。 

ヒアルロン酸化粧水を選ぶ時に確認すべきポイント

ヒアルロン酸化粧水は多種多様です。
ここでは、ヒアルロン酸化粧水を選ぶ時に確認すべきポイントについて解説します。

他の保湿成分にも注目!

ヒアルロン酸との相乗効果で、乾燥予防をサポートする成分があります。
他の保湿成分には、以下のようなものがあります。

  • セラミド・・・紫外線や摩擦など、外部刺激からのバリア機能を高める
  • コラーゲン・・・肌にハリを与え、たるみを改善する
  • アミノ酸・・・肌荒れを防ぎ、肌の潤い力を高める

なかでもセラミドは、肌のバリア機能を高める働きがあるため、乾燥が酷い方や、敏感肌の方でも使いやすいです。

医薬部外品なのかどうかを確認する

化粧水でよく見るのは、「医薬部外品」と「化粧品」です。
それぞれの違いは次の通りです。

  • 医薬部外品・・・肌のトラブルの予防に効果があるとされている有効成分を配合した製品。
  • 化粧品・・・人体に対する働きが緩徐な製品。

医薬部外品は化粧品よりも値段が高価です。
厚生労働省に認可されているので信用性が高いです。
ある一定の効果に対しては、化粧品より効果があるといえます。

あくまで大切なのは自分の肌との相性です。
購入前に、サンプルの化粧水を試し、問題がないか確認してから購入することを推奨します。

ヒアルロン酸化粧水の効果を引き出す方法

せっかく、ヒアルロン酸化粧水を使用しても、使い方が間違っていると効果は感じられないので注意しましょう。
それでは、ヒアルロン酸化粧水の使い方についてみていきましょう。

手のひらで温めてから使用する

よく浸透させるためには、顔につける前に手のひらで温めるのがコツです。

ヒアルロン酸化粧水は以下のステップで使用しましょう。

  1. 両手にとって温める。
  2. 手のひら全体を使い、顔全体を包みこむように浸透させる
  3. 肌に手が吸い付くような感覚になるまでじっくりなじませる

化粧水をつけた後は、乾燥しないよう油分を多く含むクリームや乳液でお手入れして下さい。

こまめにお手入れをする

ヒアルロン酸は分子が小さいため、肌へ浸透します。
しかし、化粧水をつけてから時間が経ってしまうと、肌に留まるヒアルロン酸は減少します。
すると、乾燥から肌を防ぐ効果も弱まるため、こまめにお手入れをしましょう。

スキンケアの基本3ステップ

洗顔

ここでは、スキンケアの基本3ステップをご紹介します。

ステップ①「洗顔」で肌を清潔にする

洗顔をする目的は、皮脂や肌の汚れを落とすことです。

洗顔をする時は、しっかり泡立てて、泡をころがして洗うようにしましょう。
きめ細かい泡の方が汚れをちゃんと吸着します。
泡立てる時は、空気を混ぜるように手早くするといいです。

洗顔をするとき、汚れを落とそうとゴシゴシ洗ってしまうと、肌を手の摩擦で傷つけてしまいます。
優しく丁寧に洗いましょう。
また熱いお湯も、皮脂を必要以上に落としてしまうので注意です。

ステップ②「化粧水」で潤いを与える

化粧水の目的は、洗顔で失われた肌の水分を補給するためです。

入浴後は肌の温度が高く、湿度が一気に下がるため、肌が乾燥します。
20〜30分経つと、肌が入浴前より乾いた「過乾燥」の状態になります。
すぐに化粧水で保湿することが重要です。

化粧水をつける時、手のひらを使って押し込むように、顔全体にやさしくなじませましょう。

ステップ③「乳液」でうるおいを閉じ込める

乳液の目的は、肌に必要な油分を補給することです。
化粧水の水分や成分が失われないように、「皮脂膜」に代わって肌表面を保護します。
乳液を付ける時、乾燥が気になる部分は多めにつけると良いでしょう。

まとめ

・ヒアルロン酸は、肌へ潤いを与え、肌表面をおおう役割がある。

・ヒアルロン酸化粧水を選ぶ時、他の保湿成分にも注目し、医薬部外品かどうかも確認する。

・ヒアルロン酸化粧水を使用する時、手のひらで温めてから使用する。こまめにお手入れもすることも重要。

・ヒアルロン酸の効果を引き出すため、つけた後は、乳液で保護することが重要です。

・化粧水を正しく使用し、冬の環境に負けない肌作りをしましょう。