アンズ核油(アプリコットカーネルオイル)の3つの効果とは

アンズ

化粧品に含まれる「アンズ核油」を聞いたことがありますか?

今回はエモリエント作用で話題の「アンズ核油」についてご紹介します。

女性に人気の成分ですが、男性化粧品にも配合されることが増えています。

美肌になりたい男性は必見です!

アンズ核油とは?

アンズ核油とは、バラ科植物であるアンズの種子からとれる植物オイルです。

エモリエント作用がある成分として知られ、ビタミンEであるオレイン酸が約65%、リノール酸が約20%含まれています。

オレイン酸とリノール酸のそれぞれの特徴は次の通りです。

オレイン酸
・もともと肌にある成分のため、肌なじみが良く、肌の乾燥を防ぐ。
・抗酸化作用が高いため、肌の老化防止も期待できる。

リノール酸
・植物から抽出され、体内では生成できない必須脂肪酸。
・角質層細胞間脂質の主成分であるセラミドを構成している1つ。
・肌なじみが良く、お肌の保湿効果がある。
・バリア機能や抗炎症作用を高める働きがある。

オレイン酸により抗酸化作用があるが、リノール酸自体の酸化速度がオレイン酸の約15〜25倍速いので、アンズ核油の安定性は低いとされています。

しかし、化粧品として用いる場合、安定性を高めて製品化しているので、安定性は問題ないでしょう。

化粧品での効果は?

化粧

アンズ核油は、主にエモリエント成分のために使用され、以下の作用が期待できます。

・バリア機能、過剰な水分蒸発抑制

・表皮の水分保持(ラメラ機能形成がある場合)

・角質層の一時的な柔軟化(皮膚コンディショニング)

簡単に説明すると、皮膚からの水分蒸発を抑えて、皮膚を柔らかくします。

年齢を重ねるごとに、エモリエント成分は減少し、お肌のツヤやハリが失われてしまいます。

エモリエント成分が配合されている化粧水や乳液等は、お肌の水分を閉じ込め、ツヤやハリをキープできます。

アンズ核油の安全性について

アンズ核油は、化粧品配合量および通常使用下において、安全性に問題はない成分です。

しかし、植物成分のため、アレルギーによって肌荒れの原因になることがあります。

ただ、現在はこのような報告はされていません。

化粧品に含まれる配合量も少ないため、肌への影響も少ないはずです。

また、普通肌・乾燥肌・脂性肌・混合肌のどのタイプの肌でも安全に使用できる成分です。

肌に元々ある成分のオレイン酸の過剰によってニキビができる可能性があるので注意しましょう。

肌の弱い方や、ニキビのある方、ニキビ以外の発赤、かぶれがある方は無理な使用は控えましょう。

アンズ核油を用いた化粧品は?

アンズ核油は、エモリエント効果を目的として、スキンケア化粧品、洗顔料、メイクアップ化粧品、リップ製品、ボディケア製品、ヘアケア製品など幅広く使用されています。

おすすめのアンズ核油配合の化粧水

アンズ核油を配合しているおすすめの化粧水は、アオルアムサスティナブルローションです。

 

アオルアム サスティナブルローション

 

AOLUAMサスティナブルローション

アオルアムサスティナブルローションは、男性用では珍しく、世界基準であるCOSMOS認証を取得したオーガニック化粧水です。

アンズ核油のほか、9種のオーガニック成分が入っており、天然由来成分99%です。

先ほど、アンズ核油の説明でお伝えしたように、オレイン酸が多く入っているため、「ニキビ肌の方は是非!」というものではありません。

まとめ

今回は、エモリエント作用で話題の「アンズ核油」についてご紹介しました。

効能効果や安全性、特徴などが掴めましたでしょうか?

アンズ核油を含む化粧品や、おすすめの化粧水についてもご紹介しました。

コスメ成分の一つであるアンズ核油のことを理解し、潤いのあるお肌作りに役立ててください。